製品について

“中子(なかご)とは”What is Nakago?

鋳物製品において空洞をつくる役割を持つのが「中子」です。
最後には粉々にされ、壊されてしまう中子ですが、製品によっては精密機械のような高精度かつ高品質が求められます。

中子=空洞をつくるもの

中子は砂を固めてつくったもので、鋳物をつくる際に使用します。鋳物とは、さまざまな形をした鋳型に溶けた金属を流し込んで固めたもの。この鋳型の内部に中子をセットしてから溶けた金属を流し込むと、中子の部分だけ金属が流れない空洞ができます。金属が固まった後、この中子に振動を与えて粉々にし、鋳物の外に排出すると中空構造の鋳物ができるという仕組みです。つまり中子は「空洞をつくるもの」なのです。 当社ではクルマの部品(ターボチャージャー)や建設機械の油圧バルブ、水道の蛇口などの中子を製造しています。

例/「水道の蛇口」の鋳物製品ができるまで

  • 中子を作るための金型(断面図)
  • 出来上がった中子
  • 鋳物(塗装前、断面図)
  • 完成した鋳物製品

当社ならではの技術で
超複雑な中子にも対応

当社が得意とする中子は、約300×300mmの小型から約400×400mmの中型のサイズがメイン。鋳物製品の高精度化・複雑化にともない、中子も同様の形状が求められます。中にはAとBの中子をつくった後、それぞれを接着しなければならない手間のかかるものもありますが、当社は独自の技術を用い接着レスで完成させるなど、常に新しい技術に挑戦しています。19もの部品を組み合わせなければできない超複雑な油圧バルブを手掛けるなど、お客様からの難しい要望にもお応えしています。

中子の製造工程

1) 社外打ち合わせ

図面を元にお客様と打ち合わせを行い、高品質・低コストな中子製造を提案させていただきます。
同時に中子の金型を製作する金型メーカーとも打ち合わせを重ね、形状をつくり込んでいきます。

2) 社内打ち合わせ

制作された金型を元に成型条件などを議論。
品質、生産数、コストなどのバランスを見ながら最適な条件を決めていきます。

3) 成型

金型を成型機にセットし、加熱された金型に材料(砂)を吹込み、形状を成型します。
一定時間、焼成したら中子を取り出します。

4) 仕上げ

成型された部品に発生するバリ(はみ出した砂)を、専用のヤスリや治具等を使って取り除きます。
組み立てが必要な製品は、バリ取りされた部品同士を接着材を用いて組み付ける接着工程も行います。

5) 塗型

中子の表面を保護するため、断熱性の高い塗料(塗型剤)を塗布します。
塗型剤に漬けた後、コーティングドレッサー(遠心分離機)で塗膜を均等にします。

6) 乾燥

温度設定された乾燥炉に製品を流し、熱と風を利用して、塗型剤を乾かします。
コンベア式自動搬送の乾燥炉を用いることで、安定品質・量産に対応しています。

7) 最終検査

中子にヒビやカケがないかを入念にチェックします。もし不具合を発見した場合は、どの時点で問題があったのかを遡り、即改善していきます。

8) 梱包・出荷

中子は非常にデリケートな製品。だからこそ梱包方法にも工夫を施し、最大限の注意を払っています。
梱包後は丁寧かつ慎重に扱い、お客様のもとへお届けします。

工場の設備

Ⅰ.成型設備

シェルマシーン/計34台

機種/品番 仕 様 台 数
3VF 300サイズ、BH前後、
3方向マンドレル
12台
3A 300サイズ、転倒排砂式、
下マンドレル
8台
33VDN 300サイズ、
台車式下マンドレル
5台
3VD 300サイズ、スクイズ圧着、
3方向マンドレル
1台
3VM 300サイズ、トップブロー 1台
3HR 300サイズ、サイドブロー 1台
3M-10 300サイズ、
東洋型半自動シェルマシーン
1台
4AD 400サイズ、下マンドレル 3台

コールドボックス

仕 様 台 数
コールドボックス成型機 1台
ガッシング機 1台
大型ミキサー 1台

加工機

仕 様 台 数
切断機 1台
フライス盤 1台
ボール盤 2台
溶接機 2台

その他

仕 様 台 数
インペラー専用成型機 1台
二次焼成炉 1台

Ⅱ.仕上げ設備

仕上げロボット

仕 様 台 数
バリ取り・穴あけロボット 1台
接着ロボット 2台

その他

仕 様 台 数
接着乾燥用乾燥炉 1台
サンドブラスト 1台

Ⅲ.塗型設備

コーティングドレッサー

仕 様 台 数
遠心分離機 5台
遠心分離機(大サイズ) 2台

乾燥炉

仕 様 台 数
自動搬送コンベア式乾燥炉 4台

その他

仕 様 台 数
塗型排水処理設備 1台

塗型攪拌機

仕 様 台 数
自動塗型攪拌機 3台
塗型攪拌機(小サイズ) 1台
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